0からやり直し期
大人になって「聞ける・話せる英語」を学ぼうとした時、邪魔をするものがあります。英文なら読めるのにというプライド、今なら少しは難しいレベルからという見栄、かっこ悪いところを見せたくないという羞恥心などなど。全部捨てましょう。
カラオケEnglishの基本文法コースは、中学英語をカバーする基本1〜3と高校英語に対応する基本4〜5でできています。英語を話せるようになりたいなら、中学文法にもどって基礎をみっちり復習する方がよほど早道です。なぜなら日常会話の大半は、中学文法でできているからです。この時期に見つけるべきものは、忘れていた文法を思い出し、身につけ損なった発音を取りもどし、大きな声で英語を話せる勇気を持つまで、何度でも相手をしてくれるパートナー(カラオケEnglish)です。
大人にとっての「基本文法コース」
中学から高校で習った英語をシームレスに学び直せる基本文法コースは、記憶に埋もれた文法を思い出し、発音を耳と口の両方で矯正し、大きな声で話す癖をつけるのに最適な教材です。1UNITが約8分でできるので、忙しくても自分のペースで学べ、いつでも忘れてたところにもどって学び直しができます。
中学英語をけっこう忘れているかもという方は、基本1のUNIT1からはじめ、ステップ3=録音する(ピンクボタン)やステップ4=英訳する(グレーボタン)を中心に毎日コツコツやるのがおすすめです。TOEIC750点や英検準1級を持つ方は、基本2のUNIT1からはじめステップ2=真似する(グリーンボタン)で最初からシャドーイングをしてみてもいいでしょう。さらに英語に自信がある方は、基本4から始めてみましょう。ステップ4の長文の瞬間英作文を練習することで、話す力を磨くことができます。
また、各UNITの画面右上にある「+」ボタンから、文法解説をまとめて読んだり、繰り返し学びたいUNITをクリップしておくこともできます。
手ごたえを感じながら英語を続けられるような工夫をしましょう。
1まずは英訳して、自分のレベルを把握しましょう。
中学文法をどこまで覚えているか?使いこなせるか?あまり直視したくないこの現実は、各UNITの右端にあるステップ4=英訳する(グレーボタン)で自己診断ができます。例えば「現在完了形は大丈夫」と感じるなら、マイページの検索ボタンから「現在完了形」と検索して、基本3のUNIT25「現在完了形・否定文1」をやってみます。日本語の声を聞き、サッと英訳して録音できて、発音がお手本と大きく違わなければ、その文法は使いこなせるということです。もしできなければ、その前のUNITも復習してみましょう。できないまま進めるより、潔くもどる方が、早く英語の基礎を固めることができます。
2学ぶ時間と回数、目標を決めましょう。
大人になっても習い事や学びは、なかなか続きません。誰も何も言ってくれないのと、試験がないからです。まずは「毎朝起きたらやる」「昼ごはん前に毎日やる」と学習する時間や回数を決めて、スマホのアラームなどをセットして、ご自分に学びをプッシュしてくれる環境を作りましょう。また「英語を話せるようになって、海外旅行にいく」「英語を使える部署に移動する」「好きな海外ドラマを理解できるよういなる」など、具体的な目標を決め、手帳などに書いておきましょう。
3検索を活用して、いろいろな時制を経験しましょう。
日常の英会話によく出てくる「過去形、現在形、未来形、過去進行形、現在進行形、現在完了形」は、すべて中学で学んでいます。これらの時制をパッと使い分けられれば、英語を話せる、中学文法をマスターしていることになります。一つ時制を学ぶたびに、基本3UNIT29・30の「時制による動詞変化」を何度もやってください。時制を表わす感覚が確かなものになり、高校で学ぶ「未来進行形、過去完了形、未来完了形」がスムーズに身につきます。時々マイページの検索ボタンから「過去形」「未来形」などと検索して、時制に関するUNITだけを集中的に復習するのも効果的です。
4関係代名詞は、何度も繰り返して身につけましょう。
中学文法の最大の難関は、中3で習う関係代名詞だと言われています。多彩な役割をし、種類も多い関係代名詞は、何度も繰り返し練習をしなければ、2つの文をつないで長文を自在に作れるようにはなりません。中学文法はマスターしていると思っている方も、ぜひ基本3の「関係代名詞」を何度もトライしてみてください。長文読解をするために、どうしても避けては通れない文法です。
5ノートには、文法用語でなく、英文を書きましょう。
ノートを使って学びの「見える化」をすることは大切ですが、「現在完了形ってどんなもの?」「関係代名詞って何?」という説明を日本語で書いても、英語を学ぶためにはあまり意味がありません。カラオケEnglishを学習するノートに書くのは、「英語だけ」にしましょう。各UNITの例文を書き起こしたり、いろんな動詞の活用形を書くなど、英語を手に覚えさせることを意識して書くようにしましょう。
6「誰が、(いつ)どうする」。いつもSVを意識しましょう。
英語と日本語が決定的に違うところは、S(主語)が必ず文の頭にくること、そして次に「いつ」のことかを明確にするV(動詞)が続くことです。中学高校でも5文型(SV、SVO、SVOCなど)を習いますが、「声を出して話す」という段階になると一番大事なSVを忘れがちです。「誰が、(いつ)どうする」という基本のSVをいつも意識して声を出すようにしましょう。
7ステップ2で「シャドーイング」をしてみましょう。
ステップ2=真似する(グリーンボタン)では、お手本の真似をして声を出します。何回かやるなら、カラオケ字幕をOFFにして、お手本の英語に自分の声を重ねる「シャドーイング」をしてみましょう。英語を読まずに発声に集中することで、英語のリズムやイントネーションを叩き込むことができます。
8オンライン英会話にもトライしてみましょう。
カラオケEnlgishはセルフラーニング教材です。最初は誰でも声を出すのが恥ずかしいので、密かにパソコンやタブレットを相手に練習を続けると思います。でも、少しずつ声を出すことに慣れてきたら、ぜひオンライン英会話にトライしてみましょう。実際に人と話をして学んだ文法が通じたら、大きな自信になります。カラオケEnglishの例文はすべて「日常生活で使う」ために作られていて、応用できる文章がたくさんあります。